資料8 : 簡単 !! 粘度コントローラーの故障をこれで防げます !!
未経験者が多い海外のお客様向けに作った、粘コンの故障を未然に防ぐ ’’ 虎の巻 ”
2003年から前職の会社の粘度コントローラーの海外販売を
一人で担当した私。
この粘コンビジネス開始初年度1年間で、訪問した海外の国は8か国。
中国(2回)、韓国、香港、台湾、フィリピン、シンガポール、
マレーシア、インドネシア。
海外のお客さんの工場(グラビア印刷・ドライラミネート)を訪問して、
驚き、落胆、対策の思案、方向性の決定および実行方法の策定の1年であった。
何せ、まともに粘度コントローラーを使用できていたお客さんは
ハッキリ言って海外には1社も無かったのだから。
この時の状況、そしてその対策として、
” 海外現地で現地代理店が粘度コントローラーの使用説明のアドバイス。
故障時には現地代理店で修理もできるサービスの確立 ”
を私は長期の戦略として策定。
それらの経緯は、下記の記事に書いてあります。
👉 👉 ” Viscon Japan ブログ(日本語版)開始。”
海外のグラビア印刷のお客様のオペレーターさんの殆どは、
粘度コントローラーはどういう機械かも知らず、
粘度コントローラーの原理や使用方法も解らず、
また、教えてくれる人もいないため、粘度コントローラーは
単に循環ポンプの物凄く高価で複雑なものに成り下がっていた。
だから上の写真のように、故障して、修理もできず、結果として
工場のグラビア印刷機やドライラミネーターの側から撤去され、
倉庫の片隅で産業廃棄物として処理を待っている粘度コントローラーは、
私が訪問したお客様でもよく見られた光景だった。
今でも一番よく覚えているケースは、それは今から16年前の2005年。
その1年前に日本のグラビア印刷機と一緒に、前職の会社の
粘度コントローラー8台が、日本からその海外のグラビア印刷をしている
お客様に納品されて、その1年後に私がそのお客様のグラビア印刷工場を訪問。
挨拶も終わり、オフィスで粘度コントローラーの話を私がしていても、
どこかお客様の反応が余りにも不自然でおかしい。
私の説明を理解できない感じ。また、どこか集中力にも欠けた様子。
それで、簡単な質問方式に切り替え、彼らの理解レベルを探る方向に。
それでも反応が余りにも ”奇異だなぁ” という感じを、私は感じた。
しょうがないので、” 1年前に日本のグラビア印刷機メーカーから
グラビア印刷機と一緒に納品された粘度コントローラーの状態を
見たいから、まず、工場の現場に行きましょう ” と 私から提案。
そして工場の担当者がオフィスに呼ばれ、一緒に工場の現場へ。
工場のグラビア印刷機のラインの近くに行くのではなく、
工場からちょっと離れたところへ案内された。
なんと、廃棄物が乱雑に積んである所であった。
私が、’’ 粘度コントローラーは何処にあるのですか?” と
取り敢えず質問すると、 左端に固めて乱雑に積んである ”山’’に、
無残な粘度コントローラーが確か3-4台確認できた。
それで私は、他の4台くらいの粘度コントローラー何処ですかと?
と質問すると、その担当者は ” もう廃棄処分も終わり、
ここにはありません。’’
納品して1年で、この有様。
私からすれば、’’非常にもったいない。折角、高い金額を出して
買った,価格も高価な粘度コントローラーなのに。
こんなことだったら、最初から、高価な粘度コントローラーではなく、
循環ポンプだけをお客さんも買えば良かったのに’’。
と私は心の中で強く思ったものだった。
いずれにしても、1年前にグラビア印刷工場に納品した
粘度コントローラーが、既に廃棄処分されて、
グラビア印刷機の横には無い。
これが私の目の前に横たわる紛れもない事実であった。
このグラビア印刷をしているお客さんに、
’’直ぐに新しい粘度コントローラーを買って、
適正に使って、色違いもなく、ドクター筋や印刷かぶり等の
印刷不良もない、品質の良いグラビア印刷をしましょう’’
という話を組み立てる私の気力さえ、完全に奪った出来事だった。
海外のお客様のグラビア印刷工場の至る所で見る、
’’ 粘度コントローラーを適切に使用できていない風景 ’’ が、
私の仕事の組み方、解決方法策定に大きな課題と影響を
及ぼしたのでした。
基礎から粘度管理の必要性を説いて、教育して、
グラビア印刷のお客様のオペレーターさん達に基礎知識を
十分に取り込んでもらった後に、
粘度コントローラーを適正に操作していただく。
これが当初予定していたの私の考えだった。
しかし、基礎知識から始めていたのでは間に合わない。
それで私が至った結論は、
粘度コントローラーの原理も関連知識を解っていなくても、
まず早急に、粘度コントローラーの適正操作の為に、
’’ 何をしなくちゃいけないか ’’
’’ 何をしたらいけないのか ”
だけをシンプルに海外のグラビア印刷のオペレーターさん達に徹底して教えこむ。
極端に言えば、 有無も言わさず私がまとめたマニュアルの徹底だけ。
【私の状況と求められている事】
目の前にある厳然たる事実 ー まともに使用できるお客さんは皆無
限られた時間・マンパワー ー 私が海外のお客様に会えるのは僅か
結果が早く欲しいお客 ー 良い結果を出してお客を納得させる
2003年から前職の会社で始めた粘度コントローラーの海外販売。
1年目で、嫌というほど海外のお客様の現実を目の当たりにして
1年後の2004年に、上のような考えから作ったオペレーション
マニュアルが下のこれです。
👉 👉 チェック簡単 ! これで粘コンの故障を防げます!
正式な呼び名は、
” Daily Operation Notice ”
このA4用紙1枚のマニュアルを手に、アジアの各国やアメリカまで、
お客様のオペレーターさん達の粘コン適正使用化の’’促成栽培’’を
2004年以降着実に、強力に、グラビア印刷現場で実行していったのでした。
海外のお客さんのグラビア印刷現場のオペレーターさん達は、
オフィスで仕事する人と違い、体で覚えます。
メモを取るという事は苦手です。慣れていません。
たくさんの資料は、馴染みません。
だから、私もA4用紙 1枚だけ。
そして彼らも忙しくて忘れる事も日常茶飯事。
故に、私もそうだが、1回で覚えられないのも当然と言い、
このマニュアルを現場で皆が見えるところに貼って頂戴とお願い。
こんな事を最初の5年間は現地の代理店と徹底したものでした。
このブログでは日本語と英語を掲載しますが、
代理店がある世界各国、中国、韓国、台湾、タイ、インドネシア、ベトナム、
マレーシア、インド の各国現地言語でも、その後各海外代理店に頼んで
製作しました。
なお、前職時に作成した時は、全部で10項目でした。
現在の Viscon Japan粘度コントローラーは、
Viscon最新特許技術(TURBO WASH、スマート注油システム、)
の開発により3項目減り、7項目になりました。
オペレーターさん達にとっては、項目が減ることは有難い事です。
VISCON JAPAN Auto Ink Viscosity Controller TURBO WASH English ver. 2m43s
VISCON JAPAN Patent technology (Japanese Patent ), TURBO WASH(Strong bubble washing) can solved 50% of breakdown cause of conventional ink viscosity controller. 50% of breakdowns of viscosity controller came from this kind of not enough washing or cleaning of conventional ink viscosity controller.
VISCON JAPAN 粘度コントローラー スマート注油システム 日本語 1m38s
No Description
この チェック簡単 ! これで粘コンの故障を防げます!
” Daily Operation Notice ”
の具体的な説明については、別の記事で書きます。
自社で使用の粘度コントローラーについてのご質問(精度、故障、修理)、
DX化、集中コントロール化についてのご質問、
このブログの記事についてのご質問、
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その他、今後導入していきたい自社に適合した粘度管理システム等、
お気軽に下記の お問合せ/コンタクト からお問合せください。
(他社製粘度コントローラーをご使用中のお客様からのお問合せも大歓迎!!)
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